賃貸名人の在宅ワーク(テレワーク)プランとは
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  • 2021/01/08
    賃貸名人の在宅ワーク(テレワーク)プランとは

    根本解説シリーズの第3弾として最近お問合せを多くいただく表題の件について解説いたします。タイトルは『賃貸名人』と記しましたが『リフォーム名人』と読み替えていただいても結構です。
     

    さてこのプランの概要はかなりシンプルであり次の2つのポイントに分けて説明させてください。


    ポイント1
    賃貸名人のサーバ機能を弊社が管理するオンラインサーバに設置し各端末からはインターネット経由でそのサーバに接続します。



    ITに慣れた方は↑の解説だけですっかりお分かりいただけると思います。つまりこれは賃貸名人のクラウド化ではありません。

    クラウドはWEBブラウザでサーバにアクセスするのでローカルアプリケーションが不要です。だからスマホやiPadでも動作します。これに対して賃貸名人の在宅ワークプランはローカルのアプリケーションを用いてオンラインのサーバにアクセスします。従ってWindowsが搭載されたパソコンでのみ動作し、アプリケーションのバージョンアップも自動ではありません。このため各資料においても(当然)クラウドという表現を用いておりせん。構成としてはWAN型(東京<=>名古屋のように複数の事務所で賃貸名人をご利用いただく場合)と全く同じです。
     

    ポイント2
    ポイント1の構成だけではインターネット経由で通信に盗聴のリスクが残ります。そこで賃貸名人サーバにアクセスするTCPの通信を暗号化します。この通信暗号化機能だけを単体で提供することはいたしませんのでご了承ください。


    □ 特徴
    賃貸名人は Windows のアプリケーションであり、上記の構成で用いる場合でもそれは変わりません。
    従ってiPadやAndroid端末からアクセスすることはできず、クライアントアプリケーションをWindows PCにインストールします。

    一時的な在宅ワーク(オフィス移転時の一時退避・感染パニック対策等)でご利用いただき、在宅ワークの必要がなくなったららこれまで通りのローカルプランに戻すことも可能です。
     

    ●メリット
    ・外出先やご自宅から賃貸名人を利用することができます。
    ・バックアップ等のサーバ管理は弊社で行いますのでサーバPCのメンテナンスや古くなったサーバPCの買換えが不要です。
    ・サーバは1ライセンスにカウントされません。5ライセンスプランならば5クライアント利用できます。(ローカル運用では1サーバー4クライアント)
    ・1ユーザーは社内用とテレワーク用の2台のPCでご利用いただけます。※同時利用はできません。

    ○ デメリット
    ・サーバ管理費としてご費用(初期・ランニング)が発生します。
    ・オフィス内でのご利用と比べて通信距離や経路の影響が大きいため全体的にレスポンスが低下します。
    ・ファイルサーバ機能は提供しておりません。画像やPDF資料をテレワークで用いるためにはオンラインストレージをご利用いただく必要があります。
     

    ▲その他
    上記のことからアプリケーションとしてみればその他の特徴はローカル運用の賃貸名人と変わりません。
     

    △セキュリティ
    感染パニックを経験し在宅ワーク(テレワーク)は一般に認知されましたが、実はテレワークにはかなりのセキュリティ上のリスクがあります。以下は賃貸名人の特徴ではなくテレワーク自体のリスクとしてお客様自身でご考慮ください。(もちろんご相談いただければ可能な限りのアドバイスをいたします。)

    例えば、テレワークで賃貸名人をご利用のユーザー様が退職なさった場合にはアカウントの削除や凍結が必要です。そうしなければ退職後もご自宅のパソコンから賃貸名人にアクセスし続けることが可能です。

    退職前に家主や契約の一覧を個人パソコンにCSVデータとして吐き出していたとしたら?
    これを防ぐために在宅ワークユーザーに対してCSV出力権限を付与しないという対策はうてます。ただ画面を写真撮影することは防げません。

    退職者のパソコンや部屋を調べることなんて普通に考えたらできません。このような場合には誓約書のような管理的セキュリティを考慮する必要があります。
     

    このように情報セキュリティでは管理的・技術的両面からリスクを低減させることを考えます。

    ■オンラインストレージについて
    前記のように『賃貸名人 在宅ワークプラン』では賃貸名人のデータベースサーバを提供いたします。賃貸名人に登録した画像やファイル(PDF・Excel等)の共有フォルダ機能(ファイルサーバ機能)は提供いたしません。

    画像やファイルについてもオンラインで共有なさりたい場合はオンラインストレージを併用してください。オンラインストレージはいずれも有償サービスですが次の3つでご利用事例があります。
    ・DropBox
    ・OneDrive for Business
    ・Google Workspace
     

     

    Posted By Tanaka(tanaka@dangonet.co.jp)