今日はどこのご家庭でも起こりうる、ブレーカー落ちてしまう問題について書こうと思います。
もう昨年のことになります。ある朝いつもより時間がなく慌てていました。
お弁当作りと朝食のために電子レンジと湯沸かしポットを使用中にも関わらず、昨晩食洗器を回すことを忘れていたのに気づいたわたしは、うっかりこのタイミングで開始ボタンを押してしまったのです。
ご多聞にもれず使用電力オーバーでキッチンのブレーカーが落ちてしまいました。
たまにこれをやってしまう私はいつも通り分電盤のある洗面所に向いました。
そしていつも通り台所と書かれたところのスイッチを押し上げようとしました。が。
「あれ、上がらない」
下がったレバーが上がらないのです。フワっとした手ごたえですぐにもとに戻ってしまいます。
「困った。このままってわけにもいかないしどうしよう」
すでに家人は出社しており自分一人。あわててスマホでググりました。
なかなかぴったりの状況のお答えは探し出せず、どちらかというと上がらないスイッチは漏電の危険があるなど不安要素のある書き込みしか見つけられなかったのです。
漏電といえばその先は火事?と一気に心配になってしまい、これは時間やお金がかかってもプロに頼む事案であると判断、すぐに電力会社に電話しました。
急なことでしたが業者に連絡が付き次第訪問時間を電話で知らせてくださることになりました。
この時点で「ああ、今日は仕事に行けそうにない…」となり会社に連絡、時間が未定なのもあって結局終日お休みをいただくことになってしまったのです。
「訪問するだけで一律1万1000円かかります。状況次第でプラスアルファかかりますがよろしいですか(要旨)」と
電力会社のコールセンターの方に言われ、「じゃあいいです~」と言えるわけもなく、了承しました。
そしてその日の夕方来ていただいた業者の人に見ていただいたところ、
「ああ、これは…」と気まずそうな顔。
なんとブレーカーは「落ちていなかった」のです。
正確にいうと「落ち切っていなかった」のです。
ブレーカーって落ちているか落ちていないかの2択しかないと思いませんか。
そもそも人生でブレーカーのことを考える時間というのが累計で5分あるかないかくらいなので深く考えたことさえありませんでした。
具体的に業者の方にやって見せていただいたんですが、上がっているブレーカーをちょっと押すとカチッと音がして下がります。
ですが更に押すと一番下でまたカチッと音がして固定される仕組みになっていたのです。
さっきまでのブレーカーはその中間の状態で、一度下まで押し下げてカチッとさせたら難なく上に上げることができました。
普通負荷がかかりすぎて自動でブレーカーが落ちる時は一気に下に固定されるまで動くようなのですが、
今回は何らかの原因で下まで下がりきれていなかった、という状況のようでした。
「何らかの原因で今回は〇〇できなかった。(〇〇できた)」というセリフは普段自分も仕事で使うフレーズなのでここに文句をつけることはできません泣
申し訳なさそうに領収書を書く業者さんに払いましたよ1万1000円。
これを読んだ皆様、もし上記現象に見舞われたときはこのお話を思い出していただけば幸いです。
なお、分電盤にも種類があったり、製造年月日などで仕様が違うケースもあるかと思いますのでほんの参考程度にお考えください。
(今回は部屋ごとのブレーカー(安全ブレーカー)についてのお話でした。ブレーカーには漏電ブレーカー、アンペアブレーカーなどあり、それぞれに落ちたときの対処法が違います。不安な時はやはりプロに尋ねることをお勧めします。)
posted by M.Y