弊社ソフトにおいて、帳票類の文字が画面上でずれて表示されたり、印刷時に突如改行される症状が、2017年06月頃から確認されております。
Windows10 「Creators Update」を実施した環境下で発生しておりましたが、その後の社内調査実施により、 「Creators Update」でフォントのスケーリングに仕様変更があったことが判明しました。
<仕様の変更>
フォントのスケーリングの仕様変更とは…
例えば 18.77pixel(ピクセル)の場合、従来のOSでは、小数点以下を切り捨てて「18」と認識していました。
ところが、「Creators Update」後は小数点以下を切り上げて「19」と認識するよう仕様に変更がありました。
画面上のフォントが若干大きくなった、ということになります。
このOS側の仕様変更は、「半角2文字」と「全角1文字」の調整を行った事が開発背景にあるようです。
「Creators Update」実施前
「Creators Update」実施後
<弊社ソフトへの影響>
フォントサイズが3の倍数(例:3、6、9)を採用している場合、影響が出ません。
フォントサイズが3の倍数以外(例、7、8、10、11等)を採用している場合、影響が出ます。
主に、帳票類の「画面上」に影響が出ました。
「印刷物」においては、画面上に影響が出ていても、印刷物で影響が出ない箇所があります。この動作は、画面上のフォントと印刷物のフォントでスケールが違うという事を示しています。
「Creators Update」実施前
「Creators Update」実施後
<今後の対策>
弊社では、症状の確認やソフト側の対処方法を、引き続き調査しております。
対処方法は決まり次第、当ブログでもお知らせする予定です。誠に申し訳ございませんが、今しばらくお待ちいただけますようお願いいたします。
Posted By CallCenter